敗戦で唯一光ったのが“松坂世代”小池だ。オープン戦１号を含む３安打２打点。存在感を示した。

「良いアピールになった。（ボールを）見ていったら差し込まれるからドンドン打っていった」

７回、先頭で岩崎の初球をバックスクリーンに叩き込んだ。さらに中堅から一塁守備に就いていた７回１死一、三塁、高山の鋭いライナーを横っ飛び。素早く立ち上がって一塁ベースを踏んで併殺を完成させた。昨年オフ、「昭和５５年会」のチャリティー試合に参加。横浜高時代の同期・松坂（レッドソックス）と再会し

「試合に出られるところで頑張れ」とゲキを受けた。「少しでも追い付きたい」

現在ＷＢＣを戦う旧友の言葉に思いを新たにした。昨シーズン途中に横浜からトレードで加入。力強い打撃と内外野可能なユーティリティーさを武器にレギュラーを目指す。（スポーツニッポン）