中日助っ人ブランコ3三振開幕大丈夫?
2009/03/25
中日の助っ人トニ・ブランコ内野手(28=ロッキーズ2A)の不振が際立ってきた。4番一塁で先発。第1打席で中前打を放ったが、その後は変化球攻めに苦しみ3三振を喫した。ここ4試合で9三振とタイミングが合わず、打率は2割2分2厘まで下降。ウッズの代役を期待される大砲が調子を上げられなければ、チームに大きな負担がかかることになる。力めば力むほどバットは空を切った。ブランコが横浜投手陣の変化球攻めに牛耳られた。5-2の4回2死走者なし。先発左腕ウォーランドの116キロ内角カーブにタイミングが合わず、派手なアッパースイングで1つめの空振り三振。6回に変化球で2つめ、8回に4番手高崎から3つめの三振を喫した。イライラを募らせ、
「今日は話したくない」
とうなだれた。開幕が近づき、不振が際立ってきた。パワーは球界トップ級だが変化球に対応できていない。ドミニカ共和国のウインターリーグでは元巨人、西武の「マルちゃん」ことマルチネス打撃コーチから、「日本の投手はフォーク系のボールが多くて制球がいい」と教えられていた。その通りの攻めに苦しんでいることがもどかしい。実は試合前、落合監督から打撃指導を受けた。ふだんより投手寄りの位置にティー打撃のトスを上げてもらい、ポイントを体から離すことに取り組んだ。上体から力を抜くこと、左足の使い方も身ぶり手ぶりで指導された。第1打席で中前打して応えたが、タイミングが合ったのはその1打席だけだった。20日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)から4試合で9三振。ウッズの代役として期待されているが、ウッズとの違いが悪い意味で目立っている。開幕まで10日あまり。得点力アップのカギをにぎる助っ人が悩んでいる。(日刊スポーツ)
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