「ポスト・ウッズ」として期待される４番ブランコの一発が東京ドームのＧ党をパニックに陥れた。４回だった。東野の初球、低めのスライダーを強振。打球は左中間スタンド後方の看板を直撃する推定１４０メートルの４号となった。

「変化球でも、とにかく積極的に打っていこうと思っていた」

苦手の変化球を攻略。気をよくしたブランコは６回、直球を右翼席へ一直線で運ぶ。ウッズばりの流し打ちで２打席連続アーチだ。前日２４日の横浜戦では１安打したものの変化球に対応できず３連続三振を喫していた。試合前のティー打撃で、落合監督から指導を受けフリー打撃で特大弾を連発。即試合で怪力ぶりを発揮した。

「いい球場だと思う。看板に当たれば賞金が出る？知らない。監督の助言は詳しくは言えない。秘密です。神様と監督のおかげで打つことができた。打順？自分では決められないよ」

推定年俸２６７０万円の格安助っ人が４番に座れば中日打線に核ができ打倒・巨人に弾みがつく。（スポーツニッポン）