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中日ブランコサク越え60発!新4番任せた

2009/04/01

 新4番、決めた! 中日の新外国人トニ・ブランコ内野手(28=ロッキーズ2A)が3月31日、ナゴヤドームでの練習後に居残り特打を敢行し、落合博満監督(55)から約1時間の直接指導を受けた。指揮官の熱意に60発のさく越えで応えた助っ人が開幕4番に座ることが決定的となった。フリー打撃とはいえ、圧巻の“本塁打ショー”だった。全体練習が終わった午後2時、ブランコが居残り特打を開始。すると落合監督もグラウンドに姿を現して指導を始めた。キャンプから頻繁にオレ流指導を受けているが、これほど長時間のレッスンは初めて。「お前の悪いところは、ここが入ってしまうところなんだ!」途中で左肩が体の内側に入るクセを指摘されると、ブランコはすぐに修正して柵越えを連発。ドーム5階席まで飛ばす160メートル級の特大弾を含め、約250スイングで60発をかっ飛ばした。

「打順は何番でも関係ない。監督が決めることだから。いい状態で開幕に入っていけるようにしたい」

ブランコは打順にこだわりを見せなかったが、オープン戦出場22試合すべてで4番に座り、チームトップの6本塁打。石嶺打撃コーチも「他の組み合わせを試していないから、この形でいくんじゃないか」と話し、新4番は決定的となった。推定年俸2700万円は昨季まで4番を務めたウッズの20分の1にも満たない。だが飛距離、打球スピードとハングリー精神では負けていない。

「長い間、日本で野球をやりたい。そのためにベスト尽くすよ」

鼻息の荒いブランコは早くも開幕が待ち切れない様子だった。(日刊スポーツ

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