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中日山本昌4・8ヤクルト戦初登板濃厚

2009/04/02

 中日山本昌投手(43)が2日のウエスタンリーグ広島戦(ナゴヤ球場)に先発する。開幕カードの横浜戦での先発も予想されていたが、これでシーズン初登板は2カード目の4月8日ヤクルト戦(神宮)が濃厚となった。またヤクルト戦にまわることで4月14日からの甲子園、4月21日からのナゴヤドームと阪神戦に2戦連続で登板することが可能。通算44勝24敗と現役最多の勝利を誇る“虎キラー”がライバル退治に向かう。山本昌は1日、ナゴヤドームでランニング、投球練習などを終えた後、

「明日は(ナゴヤ)球場です。(開幕まで)最後の実戦? まあ、そういうことです」

と話した。これでシーズン最初の登板は開幕2カード目のヤクルト戦2戦目(8日・神宮)が濃厚。山本昌に代わり、今季から先発転向の浅尾が横浜戦に登板することになりそうだ。チームにとっては山本昌を開幕2カード目にまわすことで利点がある。ヤクルト戦にまわれば2戦目からは14日からの甲子園、21日からのナゴヤドームと2戦連続で阪神戦に登板することが可能。昨年は1勝に止まったが、阪神戦の通算成績が現役最高で歴代5位の44勝24敗と完全にトラを“カモ”にしている。開幕ダッシュを狙う中日にとって「虎キラー」を2戦連続でライバルにぶつけられることは大きい意味を持つ。シーズンでは88年から21年連続で勝利を挙げている。今季白星を挙げれば工藤(横浜)の23年に次ぎ、米田(近鉄)の22年に並び2位に進出。いずれも両リーグにまたがった記録のためセ・リーグでは初の栄誉となる。前回登板した3月28日のウエスタンリーグ阪神戦(鳴尾浜)では先発し5回6安打4失点、4四球。118球を投げて、

「テーマも何もない。球数を投げたかったけど、本当に球数を投げちゃったよ」

と自嘲(じちょう)気味に話していただけに、中4日で挑む今日の同広島戦を経て、26年目のシーズンに突入する。(日刊スポーツ

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