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中日・藤井3戦連発だ!決勝打だ!開幕4連勝導いた

2009/04/08

 勝負を決めたのはやはりこの男だった。3-3で迎えた9回1死二塁。押本の150キロのストレートに完全に詰まらされながらも、気持ちで振り抜いた藤井の打球は左前にポトリと落ちた。

「あの場面はチャンスで回ってきそうな気がしていた。どん詰まりだったけど、打った瞬間に落ちたと思いました」

こういう当たりも貴重な決勝打にしてしまうのが今の藤井だ。もう1本の安打は文句なしのジャストミートだった。0-2の5回無死一塁、館山の内角のカットボールを右翼スタンドへ3戦連発の3号同点2ラン。

「たまたまだけど、思い切り振ったのがいい結果につながっています」

 館山は昨年チームが1勝5敗と苦杯をなめた天敵だが、藤井にはいいイメージがあった。2月28日の今季最初のオープン戦(北谷)で3年ぶりに挑戦している左打席で中前打。この1本がスイッチ再挑戦の大きな自信となった。

「あれが今年の左での初ヒット。いい投手ですし、自信になりました」

1999年以来、10年ぶりの開幕4連勝の立役者。打ちまくったオープン戦がフロックではないことを証明した。(スポーツニッポン

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