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中日、重い敗戦…命綱の守備が崩れる

2009/04/19

 1点差とはいえ、中日には重い敗戦だった。2005年9月以来の巨人戦同一カード3連戦3連敗という事実よりも、内容がまずかった。2番手のネルソンが五回二死から2失点して敗色濃厚となったが、敗因を求めるなら3失策が絡んで4失点した一回の守備だろう。一死二塁で、小笠原が中前打を放った場面。強肩自慢の藤井が本塁へ返球したが、一塁側へ大きくそれて打者走者に二進を許した。さらに続くラミレスはボテボテの一ゴロに打ち取ったかに見えたが、ブランコがグラブではじいたばかりか送球もそらすダブルエラーを記録。いずれも失点につながり、今季初めてマウンドに上がった山井の足を引っ張った。
 落合監督は、

「去年のことを考えればよく守っている。普通だったらぼろぼろになるところを、ああいう戦いができた」

と努めて明るく話した。だが、頼れる打棒が少ない布陣を見れば、無駄な失点が勝機を狭めるのは当然のこと。救いはまだ130試合が残っていることで、守りからチームのリズムを取り戻したいところだ。(サンケイスポーツ

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