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中日・浅尾リベンジ成功!強気の攻めで今季2勝目

2009/04/23

 最大のピンチで確かな成長を見せた。3点リードの6回1死満塁から新井を強気の投球で遊ゴロ。併殺崩れで1点を失ったが、続く代打・桧山を切れ味鋭いフォークで二ゴロに打ち取った。7回2失点。浅尾が開幕の横浜戦以来の2勝目を挙げ、5カードぶり勝ち越しの立役者になった。

「6回は最少失点で切り抜けられたのが良かった。今まで味方が得点を取ってくれたのに逆転されていたから何とか踏ん張りたかった」

 今季から先発転向。開幕は勝ったが、その後は2連敗。前回16日の阪神戦も6回2/3、4失点でKO。7回のピンチを乗り切ることができなかった。だが、この日はピンチでも球を低めに集めて粘った。おっとりしたイケメンの外見とは裏腹に研究熱心な一面もある。バッテリーミーティングでは自身の配球チャートに目を凝らし、打ち取った球や打たれやすいコースなどノートにビッシリとメモを取る。

「少ないチャンスの中でいかに結果を出すかが大事なんで」

 浅尾は事も無げに言うが、同僚も感服するほどだ。

「今まで打たれたのが無駄じゃなかった」

その姿勢が前回苦汁をなめた相手へのリベンジにも繋がった。

 「一つ前進した」と森投手コーチは目を細める。チームが5割復帰した夜。3年目右腕が一皮むけた。(スポーツニッポン

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