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重い…中日 2度目の同一カード3連敗

2009/04/30

 打てず、守れずの中日。早くも今季2度目の同一カード3連戦3連敗を喫し、ベンチは重苦しい空気に包まれた。

「みんなリハビリテーションしてきた連中や、開幕に間に合うか分からなかった連中。どこかに不安があるんだろう、体が動いていない」

前夜、落合監督はそう口にしていた。この日、それが出てしまったのが右目の異常でキャンプを途中離脱した井端だった。6回に二塁打で出塁。続く森野の右飛でタッチアップしたが、右翼手の返球に気付かずゆっくり走り、三塁であわやタッチアウトになるところだった。さらに七回の守備では、正面のゴロをグラブにかすらせもせず後逸。どちらも得失点に直接は結び付かなかったが、チーム状態を如実に示すプレーだった。0―1の9回2死二、三塁で登板した岩瀬は、1球目を青木の頭部に当てて危険球退場と、悪い流れは最後まで続いた。

「きょうは何も話さない」

と一方的に試合後の記者会見を打ち切った指揮官。笑顔をつくってはいたものの、その表情にはいつもの余裕は感じられなかった。(スポーツニッポン

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