まさかのアクシデントで、落合竜が今季２度目の同一カード３連敗を喫した。１点を追う９回２死二、三塁。打者・青木で平井に代わりマウンドに上がった守護神・岩瀬が、わずか１球で頭部危険球退場した。執念の采配だったが結果的には裏目。そして急きょ登板した高橋が、武内に右前２点適時打を浴びて力尽きた。

「力が入ってしまった…。シュートです。（青木の無事を）祈るしかないです…」

ナゴヤドームに響き渡った乾いた音。プロ入り初の危険球退場に、岩瀬はショックを隠せない顔で言葉をつないだ。

「チームも自分も流れに乗れない？結果的にね…」

ヤクルト戦連敗は「５」に伸び、借金は今季ワーストの「３」に膨れあがってしまった。

「何もない。きのう言っただろう。あすから当分何もないよ、と」

わずか数秒で会見を切り上げた落合監督。あす２日からは１・５差の最下位・横浜との対戦が控える。頼みの守護神が引きずらなければいいが…。（スポーツニッポン）