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中日、打線組み替え的中!対広島の連敗ストップ

2009/05/07

 指揮官から無言のメッセージだった。前日から4番・ブランコ以外すべて組み替えて臨んだ新オーダーが即、機能し、広島戦の連敗を3で止めた。

「みんなの質問に答えられるだけ頭が回っていない。以上。あとは選手に聞いて」

わずか3秒で会見を打ち切った落合監督。決して動揺を表に出す人ではないが、それだけ苦しい状況だったということはこの日の打順が証明していた。広島戦は前日まで3試合連続完封負け。荒木、井端の1、2番コンビの解体。3番、5番の入れ替え…。ほぼ不動だったオーダーに大幅に手を入れた。“劇薬”の効果はてきめんだ。3回、8番に降格された荒木が中越え二塁打で出塁すると、浅尾のバスターが内野安打となり無死一、三塁。荒木に代わり1番に入った井端が、右中間へ先制の2点二塁打。広島戦では、実に30イニングぶりの得点だった。

「打順は試合の直前に言われた。4番以外はみんな変わっていたし、ピリッと引き締まった雰囲気はあった。(打順が)動くというのは良くないってことなんで、みんなヤバイって気持ちがあったんじゃないですか」

この後、ブランコにも左翼線適時二塁打。8回に藤井の左前適時打で突き放した。  結局、この日も9安打で8試合連続の1ケタに終わった。ただ、得点の大半が本塁打だったこれまでとは、少し違う。オレ流のメッセージは、打撃陣にしっかりと届いていた。(スポーツニッポン

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