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中日・チェン「無援」8回完投も2敗目、一発に泣く

2009/05/10

 またも一発に泣いた。巨人戦3度目の先発となったチェンが8回を7安打で完投。ただ、味方の援護がなく、すべてホームランで奪われた3失点で2敗目を喫した。

「出来は悪くなかったし、打たれたボールも甘くなかったと思う。それでも自分が先に点を取られてはダメなんで」

2回1死一塁。カウント0-1から阿部に投じたスライダーを右翼席中段に運ばれ、2点の先制を許す。6回にはラミレスに左中間へ中押しのソロを放り込まれた。前回の巨人戦登板でもラミレスに先制弾を被弾。さらに前々回の対戦では、2-2の8回、伏兵・寺内に決勝ソロを浴びた。今回を含め、強力打線をすべて3点以内に抑えているだけに悔やまれた。

「巨人?昨年と特に変わらないけど、次に対戦する時はホームランに気をつけたい」

ただ、無抵抗の完敗ではない。1得点ながら攻撃面では収穫もあった。荒木が2つ、藤井が1つで計3盗塁。持ち味の機動力もようやく機能し始めた。

「ちょっと野球らしくなってきた。もう大丈夫だろ」

落合監督は投打がかみ合う日が近いことをほのめかしながら球場を後にした。(スポーツニッポン

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