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ブランコ決勝打!中日、2日連続サヨナラ勝ち

2009/05/16

 劇的な幕切れというよりは、胸のつかえが少しだけ取れるようなサヨナラ勝ちだった。3時間56分に及んだ戦いを終え、中日の落合監督は、

「六回に決めなきゃいけない試合だ」

と皮肉っぽい笑みを浮かべた。指揮官が指摘したのは1-1の六回無死二、三塁だ。この絶好機で、ルーキー野本と売り出し中の藤井が連続三振した。

「野手は前に出ているし、併殺はない一番楽なケース。おれなら喜んで出て行くぞ」

力みからか高めのつり球に手を出した2人の打撃が、何とも歯がゆそうだった。結局、8番・小山の四球の後、チェンは三ゴロで勝ち越しを逃した。最後は延長十回無死二、三塁でブランコが右前打を放ち、2日連続のサヨナラ勝ちとなった。新主砲の調子が上がってきたことは好材料だが、巨人を追うにはまだまだ内容が物足りない。

「(先発した)チェンに勝ちがついて、岩瀬にセーブがつく試合にしないと」

と、監督の口からは注文ばかりが出た。(サンケイスポーツ

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