交流戦の秘密兵器が合流した。中日の平田良介外野手（２０）が１８日、ナゴヤドームの１軍練習に参加。きょう１９日に出場選手登録される見込みとなった。落合監督の強い要望で０５年の高校生ドラフトで１位指名された“秘蔵っ子”。借金２と低迷するチームの起爆剤として期待される。

「開幕の時よりは調子は上がってきています。上で結果を残したい」

開幕１軍入りを果たすも４月１５日に登録抹消。２軍で打率・２９４、１本塁打、１６打点の結果を残し、再び声がかかることになったのには理由があった。外野手のライバル、野本、藤井の調子が下降気味。１６日の横浜戦の６回無死二、三塁で連続三振した際には、落合監督が、

「あしたから職を失うよ」

と厳しい言葉を残していた。その指揮官が、

「今の野本と藤井に刺激を与えられるのは平田」

と呼び寄せたのだ。交流戦中は平田を入れることで、左翼の和田をＤＨで起用することも可能。競争効果で野本、藤井も復調すれば、打線に厚みがグンと増すことになる。（スポーツニッポン）