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中日 連勝で約1カ月ぶり勝率5割復帰

2009/05/25

 2―2の6回無死一塁、中日の守り。糸井の中前へ抜けようかという鋭いゴロは、体を目いっぱいに伸ばして飛び付いた荒木のグラブに収まった。井端へグラブトスし二塁封殺。不安定だった先発朝倉を、バックが必死のプレーで支え続けた。4月26日の巨人戦以来、約1カ月ぶりに勝率5割に復帰した。好転の要因は、この試合を含め最近10試合で2失点以内が7度という守備面の安定だ。先発投手の粘りに加え、野手が本来の動きを取り戻してきたことが大きい。勝てない時期は単純なミスが足かせとなっていたが、これで4試合連続無失策。この日は七回に2失策が出て大崩れした相手とは対照的に、締まった試合運びで完勝した。
 落合監督は、

うちだって見えないミスはいっぱいあった」

と手綱を緩めないが、とりあえず「見えるミス」が続出していた最悪の状態からは脱却したようだ。

「今までは勝てるときに守りきれなかった。まずは守って(点を)取れるときに取れば、どんどん貯金できると思う」

と井端は強気に言い放った。(スポーツニッポン

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