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中日・谷繁、両軍24点乱打戦にケリ!5割復帰

2009/06/04

 両軍合わせて35安打24得点。ともに投手陣が崩れ、展開の読めないノーガードの打ち合い。4時間43分の乱戦にケリをつけたのは谷繁の一振りだった。

「狙い通りに打てたけど、今日中に終わるかなと思ってやっていた。勝って良かったです…」

10-10で迎えた8回1死二、三塁。5番手レスターの投じた外角変化球をうまく右前にはじき返した。値千金の決勝打。今季初の猛打賞で連勝、そして5月28日以来の借金完済に導いたベテランは疲れ切った表情で振り返った。捕手としては歯がゆい試合だった。先発・小笠原が2回1/3、7失点でKOされ、2番手・中里も乱調で2回2/3を3失点。

「捕手としては10点も取られたので…反省している」

リード面でたまったウップンを晴らす一打となった。

「目まいのするような展開?何て答えりゃいいんだ」

と落合監督。これで3位浮上。勝つには勝ったが、言葉少なに足早にバスに乗り込んだ指揮官からは疲労感が漂っていた。(スポーツニッポン

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