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中日・朝倉、6回3連続四球から4失点逆転許す

2009/06/09

 異変は突然だった。1-0の6回1死走者なし。それまで完ぺきな投球を見せていた朝倉がストライクが入らない。片岡、栗山、中島を連続で歩かせると、中村には置きにいったような初球を左前にはじき返され、逆転2点適時打。続く石井義にも右中間2点三塁打された時点で、ベンチからタオルが投げ込まれた。

「はっきりいって恥ずかしいですね…。片岡への四球は仕方ないと思ったけど、その後、丁寧に投げようとしすぎたのは後悔しています…」

4回まではパーフェクト。この回も先頭の投手の岸を三振に取ったまでは快調だった。あまりに突然の乱調に、森バッテリーチーフコーチも試合後は困惑を隠せない。「岸は絶対に出しちゃいけないと思って、慎重に投げすぎたのかもしれん。あそこでちょっとフォームが変わったように見えた」。朝倉は5回1/3を3安打4失点で3敗目。結局、チームが許した安打はこの3本だけで、合計14三振を奪って敗れた。さすがの落合監督も、

「これも野球や」

とあきれ顔の不可解な敗戦で、引き分けをはさんだ連勝は4で止まった。(スポーツニッポン

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