中日の山本昌が２７日、２６年目のキャンプをシート打撃初登板で締めくくった。「天気も良かったし、ある程度のところまで仕上げられた」。好天続きの沖縄で満足のいく練習を積めたようだ。この日は打者１２人と対戦し、４安打１四球の内容だった。やや制球が甘くなり「ブルペンのようにはいかないね」と苦笑したものの、直球の最速は１３４キロと、この時期にしては十分の数字をマーク。見守った森バッテリーチーフコーチは「順調にきているし、いいんじゃないか」と及第点を与えた。元気なところを見せた左腕は「今は６０から７０パーセントぐらいの出来。名古屋に帰ったら寒いだろうし、１度状態が落ちると思う」とベテランらしく冷静に自己分析する。オープン戦は早くて３月３日・ロッテ戦（ナゴヤドーム）からの登板。「去年より開幕も遅いし、余裕を持って調整したい」と徐々に仕上げを進めていく。（スポーツニッポン）