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中日・和田、交流戦大暴れ!満弾締めで打率4割

2009/06/22

 こん身のフルスイングで初球を打ち抜いた。初回1死満塁。連続四球で苦しむオリックス・平野の甘いスライダーを見逃す和田ではなかった。やや体勢を崩されながらも、真っ芯でとらえた打球は一直線に中堅へ。バックスクリーン下のラバーにぶち当たる先制の17号グランドスラムだ。

「真っすぐを狙っていたんで気持ち泳ぎ気味だったけど、インパクトでは抜かれずにすんだ。強くボールに入れたと思います」

独特の表現で振り返ったド派手な一発。打球がフェアグラウンドにはね返ったため、一度はインプレーとジャッジされ、落合監督が抗議に行きかける一幕もあったが、審判団の協議ですぐに本塁打に訂正された。

「僕もホームランと思ったんで足を緩めたんですけど、みんなが必死で走っていたんで。“あれっ”て感じでしたね」

と苦笑いだ。中日移籍1年目の昨季は16本塁打。前半戦で早くもその数字を超えた。

「自分はホームラン打者じゃないんで、なぜかは本当にわからない。打法を変えた部分も影響しているのかな」

交流戦は打率・400と獅子奮迅の働きだった。4番のブランコも7回1死二、三塁からダメ押しの右前2点打。こちらは11本塁打、22打点で交流戦2冠の大暴れだ。絶好調の4、5番コンビがリーグ戦再開後もセの投手陣を震え上がらせることになりそうだ。(スポーツニッポン

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