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チームを４年ぶりの８連勝に導いたのは主砲ブランコだった。

「うまく打てた。打撃コーチや皆さんのおかげデス」

六回、左前打で出た荒木が通算２５０盗塁となる二盗を決めて福原を揺さぶり、森野の四球で無死一、二塁。このチャンスにカウント２－２から外角スライダーをジャストミートした。外野手は打球を見送るだけ。推定飛距離１３５メートル。左中間席への特大の２２号３ランが試合を決めた。来日１年目ながら、早くも対戦１１球団すべてに本塁打を浴びせた。グラウンド上で見せるパフォーマンスとは対照的な謙虚な姿勢が、活躍の原動力。好機で凡退した日はチームメートに頭を下げ、マシン相手に延々と打ち込んでいる。

「夏は体重も絞れるし、好きな季節だね。みんなで力を合わせれば２０連勝だってできる」

と鼻の穴を膨らませたブランコ。

「こういう展開になったらウチは絶対に負けない」

と落合監督も少々、トーンがあがってきた。ヒタヒタ。オレ竜がセ界の首位・巨人を追いかける。５．５ゲーム差に接近して、３日からは本拠地ナゴヤドームで直接対決３連戦。今週、Ｇ党はちょっと寝苦しい夜だ。（サンケイスポーツ）