中日・森野「怒りの決勝打」ホームでGに今季初星
2009/07/05
竜戦士の意地がついに実を結んだ。2-1と逆転された直後の7回裏。先頭の野本の右前打を合図に一気の猛攻だ。犠打と2四球などで1死満塁とすると、荒木が左前同点適時打。そして続く森野も巨人・山口の初球を左前にはじき返し、逆転の2点打となった。
「とにかく絶対に勝ちたかった。僕自身も“怒って”やるぐらい興奮してプレーしていた。ここで打つしかないという場面だったし、どんどん振っていこうと思った」
決勝打のヒーローが興奮冷めやらぬ様子で振り返った。森野が怒りすら感じながらプレーしていたのも当然だ。巨人には前日までホームで4戦全敗。今季通算2勝8敗と大きく負け越していた。首位追撃には直接対決で勝つことが絶対条件。何が何でも勝たなければならない試合だった。森野自身もこの打席まで23打席連続無安打。どうしても欲しかった1本が最高の場面で生まれた。
「やられっぱなしでは、どうしようもないんで。ただの1勝じゃないと思うし、あしたも絶対に勝ちたい」
直前の回に、力投していた吉見が李スンヨプに右越え逆転2ランを浴びた。この回は、1死二塁からその右腕の代打・立浪が粘って四球。続く井端もきっちり四球を選んで山口にプレッシャーをかけたことが、吉見の黒星を白く塗り替える森野の一打につながった。
「打線がつながったのは、たまたまだよ。ただ、勝ち方とすればいいんじゃないの。吉見が勝ち投手になって、浅尾が3人で抑えて、岩瀬で締めたんだから」
落合監督の穏やかな表情が、逆にこの1勝の重みを伝える。まだ6・5の差はあるが、原・巨人に待ったをかけられるのは落合・中日しかいない。(スポーツニッポン)
「とにかく絶対に勝ちたかった。僕自身も“怒って”やるぐらい興奮してプレーしていた。ここで打つしかないという場面だったし、どんどん振っていこうと思った」
決勝打のヒーローが興奮冷めやらぬ様子で振り返った。森野が怒りすら感じながらプレーしていたのも当然だ。巨人には前日までホームで4戦全敗。今季通算2勝8敗と大きく負け越していた。首位追撃には直接対決で勝つことが絶対条件。何が何でも勝たなければならない試合だった。森野自身もこの打席まで23打席連続無安打。どうしても欲しかった1本が最高の場面で生まれた。
「やられっぱなしでは、どうしようもないんで。ただの1勝じゃないと思うし、あしたも絶対に勝ちたい」
直前の回に、力投していた吉見が李スンヨプに右越え逆転2ランを浴びた。この回は、1死二塁からその右腕の代打・立浪が粘って四球。続く井端もきっちり四球を選んで山口にプレッシャーをかけたことが、吉見の黒星を白く塗り替える森野の一打につながった。
「打線がつながったのは、たまたまだよ。ただ、勝ち方とすればいいんじゃないの。吉見が勝ち投手になって、浅尾が3人で抑えて、岩瀬で締めたんだから」
落合監督の穏やかな表情が、逆にこの1勝の重みを伝える。まだ6・5の差はあるが、原・巨人に待ったをかけられるのは落合・中日しかいない。(スポーツニッポン)
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