先発・中田が粘りきれず、２位浮上はお預けとなった。３－３の７回１死一、二塁、桧山への８球目の直球が甘かった。ベテランの一振りは二塁ベース寄りに守っていた遊撃・井端の左を破る勝ち越し二塁打。６回1/3を７安打５失点で今季２敗目を喫した。

「内角に真っすぐを投げたかったけど、シュートして甘く入った」

１５０キロを記録するなど力強さは見せた。一方で、４回には四死球で走者をためて３失点。１試合の中でも、いい回と悪い回の差が激しいのが右腕の課題だ。ただ、７回途中まで試合をつくりローテ定着には前進。打線もしぶとさを発揮し、落合監督は納得の表情だ。

「よく粘っているんじゃない？投手も野手も。１イニングに２点、３点取られるのをどうやって少なくしていくかだけじゃないか」

連勝はストップしたが、余裕たっぷりに球場を後にした。（スポーツニッポン）