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中日・立浪、代打で千金V撃!竜が50勝一番乗り

2009/07/22

 「ミスタードラゴンズ」が、本家「ミスター」の大記録に王手をかけた。プロ22年目。今季限りでの引退を表明している立浪が長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)の持つ歴代7位のプロ通算2471安打まで「1」に迫った。

「とにかく集中して好球必打でいこうと思っていた。久々にスカッとした当たりで良かった」

4失点と失った直後の6回だった。森野とブランコの連続アーチで同点に追いつき、ムードはイケイケ。そして2死一、二塁で「代打・立浪」のコールが響いた時、ナゴヤドームのボルテージは最高潮に達した。

「サイドスローの投手の時は狙い球を絞らずに打てる球を打とうと思った」

冷静に2球を見送った後の3球目だった。甘く入った青木勇のシュートを強振。右中間を深々と破る一打は勝ち越しの2点適時二塁打となった。今季2度目の7連勝で両リーグ最速の50勝に到達。93年以来16年ぶりに対広島戦連勝を10に伸ばしたのは、紛れもなくベテランの“一振り”だった。

「自分は意識していないけど周りの方は、ね。明日も出番があれば並びたいと思います。1本でも多く打ちたいと思っていますしね」

常に目の前の1球、1打席に懸ける男が、高らかにリーチ一発宣言をした。きょう7・22-。昨年末に掲げた1つの目標である長嶋氏に並ぶ。(スポーツニッポン

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