完全復活への第一歩だ。きょうからヤクルト３連戦を控える落合竜は６日、神宮球場室内練習場で調整。第１戦先発が予想されるのは昨季右腕血行障害で３勝４敗の成績に終わった朝倉だが、チームの開幕３連勝の勢いを借りて“鬼門”突破を狙う。

「調子は変わらずいいですよ。神宮では勝ててない？それは知らない」

神宮では０５年４月５日の白星を最後に７連敗中。連敗の話題には素っ気ない返事だったが、練習ではリラックスムードを漂わせた。オープン戦は４試合登板で防御率３・８６。序盤は不調だったが、最終登板の３月２９日・楽天戦で１イニング限定ながらセギノール、中村紀、山崎武を完全に抑え手応えをつかんだ。昨年７月３日以来の公式戦登板でも血行障害の影響はもうない。浅尾や吉見ら若手がつないだチーム防御率０・００。９９年以来、１０年ぶりの開幕無傷４連勝を朝倉がたぐり寄せる。（スポーツニッポン）