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中日4発G倒!9連勝で首位とのゲーム差は「1・5」

2009/07/29

 敵軍のお家芸を敵地で演じた。中日が空中戦で巨人に快勝。ホームランの出やすい東京ドームを味方につけ、4発で5得点。今季2度目のクリーンアップのアーチ競演で05年以来の9連勝を飾り、直接対決で下した首位とのゲーム差を1・5とした。

「空中戦での勝利はウチの打線ならな。向こうが一番わかっているんじゃないか」

落合監督が余裕たっぷりに振り返ったのも、うなずける。試合前の時点でのクリーンアップの合計本塁打数は、中日が61本に対し、巨人は47本。ブランコの加入で破壊力が飛躍的に増し、セ界最強の重量打線となっている。4回、伏兵・小池の左越え5号先制ソロで口火を切ると、効果的な本塁打が次々飛び出した。もっとも劇的だったのが森野の一発だ。2-2の7回2死1塁から、オビスポのストレートを右翼スタンドへ。31歳の誕生日を自ら祝う14号2ランが決勝弾となった。

「ホームランを打てればいいなとは思っていたけど、まさか本当に打てるとは。クリーンアップが打てば勝てるので、これからも、もっと打っていきたい」

実は昨年の7月28日も本塁打を放っていたが、試合には敗戦。2年連続のバースデーアーチで、今年は心から喜びに浸れた。5回にブランコ、8回には和田にソロが飛び出し、4月3日の開幕・横浜戦以来の3、4、5番そろい踏み。追いつかれてもすぐに勝ち越し、1点差に迫られてもまた突き放した内容は強いの一言。阪神のサヨナラ勝ちでクライマックスシリーズ出場マジック点灯はお預けとなったが、誰もが頂点しか見ていない。(スポーツニッポン

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