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中日・落合監督「愛のムチ」7回ピンチで浅尾続投

2009/04/17

 目先の1勝よりも先の成長を見据えた。同点の7回、1死から先発・浅尾が代打・桜井に四球。その時点で球数は100球を超えていた。だが、落合監督は動かなかった。続く赤星に右前打を許しても、2死一、三塁になっても続投。鳥谷に勝ち越し打を許してタオルを投げ込んだ。

「代える気はなかった。代えると、あの子に何も残らない。先は長いんだ」

落合監督は続投の理由をそう説明した。森バッテリーチーフも、「もっと厳しい場面は出てくる。あそこを抑えないと」。今季最少タイの4安打と援護も少なかったが、期待しているからこそ試練を与えた。

「前の試合から高めに浮いていて2回以降はそれを直せたけど…」

と浅尾。6回8失点KOの前回ヤクルト戦の反省は見せた。森コーチが話す通り「良くはなっている。もうひと踏ん張り」。この1敗を糧にすればよい。(スポーツニッポン

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