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中日・落合監督「喜ばしい負け」4連敗も不敵笑み

2009/04/20

 屈辱的な3連敗を食らったはずの落合監督が意外な言葉を口にした。

「きょうは意味のある1敗だろうな。これまでのとは違う。喜ばしい負けじゃないか」

本拠地での巨人戦の3連戦3連敗は実に7年ぶり。3戦連続の逆転負けにも、前夜までの2戦とは違う手応えを指揮官は感じ取っていた。初回にブランコのダブルエラーなど3失策でいきなり4点を献上。しかし、2回に1点を返すと、3回にはブランコ、和田の連続本塁打で同点。4回の荒木の中前適時打で一度は逆転した。結局、再逆転を許したものの、昨年の王者に食い下がった点は評価できるはずだ。

「これで全チームと対戦したし、もうひと回りやってみれば、どういう野球をやるのかわかるでしょ。まあ、十分勝負になるってことだ」

不敵な笑みを残して、会見を切り上げた。数字だけを見てみると、今季初の4連敗で借金2。早くも首位の巨人に4ゲームの差をつけられたが、根拠のない強がりをいう指揮官ではない。あす21日からは再び阪神、巨人との6連戦。戦いぶりに注目だ。(スポーツニッポン

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