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中日・和田“サヨナラ弾” 落合監督退場に燃えた!!

2009/05/29

 指揮官の捨て身が劇的フィナーレを呼び込んだ。延長10回、和田が12号決勝アーチ。西武時代04年4月以来のサヨナラ弾。異様なムードに包まれたドームを今季4度目のサヨナラ星で歓喜の渦に変えた。

「色々あったしね。何としても勝たないといけない状況だった」

和田の言葉通り“色々”あった。1点リードの9回だ。守護神・岩瀬が2連打と死球で1死満塁のピンチをつくれば、中村紀を6-2-3の遊ゴロ併殺打に仕留めたと思った打球は本塁はセーフ判定。そしてナインに火を付けた要因は06年7月5日・巨人戦で自身監督通算2度目となる落合監督の退場劇だ。同点となった瞬間、指揮官はベンチから飛び出して異議申し立て。

「何言ってんだ!フォースプレーだぞ」

と珍しく声を荒げた。杉永球審は「タイミングの問題です。ランナーの足が先に(ホームベースに)入ったと私は判断した」と、判定が覆ることはなく、リーグの取り決め事項により「遅延行為退場」を宣告され、試合後は今季初めて会見なし。ただくしくも退場した試合は2戦2勝。今季初の月間勝ち越しも決めた。(スポーツニッポン

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