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オレ竜、2位浮上!5・5ゲーム差、G追撃へ万全

2009/07/17

 落合竜が“投手王国”ぶりを見せつけ、4月27日以来80日ぶりの2位に浮上した。先発・朝倉は5回8安打4失点と不調ながら、1点リードを守って降板すると、強力リリーフ陣が盤石リレーだ。5投手をつぎ込み、残りの4回を1安打に抑えて虎の追撃を断ち切った。

「久しぶりと言っても(接戦続きで)自分の中ではずっと出ている感じがあったんで、すっとゲームに入れました」

9回を3人で締めくくった岩瀬が心地よさそうに汗をぬぐった。5日ぶりの登板でも、全く危なげなくリーグトップの25セーブ目。守護神だけでなく、ブルペン陣の安定感は抜群だ。この日登板した5人に前日好投したネルソンを加えた6人で、16回2/3を連続無失点中。5回までにリードを奪えれば、逃げ切りモードに突入する。

「リリーフ陣はみんな頑張っている。健太(朝倉)もいい投球で勝てなくて、悪い時に勝たせてもらったんだから、このまま勝っていってもらわないとな」

森バッテリーチーフコーチも手応え十分に振り返った価値ある勝利だった。もともと、先発ローテ陣も質量ともにリーグトップクラス。苦しみながら7試合ぶりの6勝目を挙げた朝倉が完全復調すれば、怖いものなしだ。試合のなかったヤクルトを抜き去り、ついに2位に返り咲き。5・5ゲーム差で前を行く巨人の背中が、大きくなってきた。(スポーツニッポン

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