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“過去を捨て”新フォームはまった!浅尾

2009/03/09

 大目標の先発ローテーション入りのため、意を決してこだわりを捨てた。中日の3年目右腕・浅尾がプロ入り前から続けていた投球フォームを改造して西武打線に挑み、6回2安打1失点と結果を出した。これまでは左脚を上げる際にグラブと太腿を当て、さらに右手を右脚にこすらせながらテークバックをとっていた。

「遠投では体に当てない方が遠くに投げられたので、そのフォームならもっと速く投げられると思った。本当はキャンプ中にやるべきだったけど…」

オープン戦2度目の登板となったこの日、新フォームに初挑戦。最速は145キロにとどまったものの直球に力があり、まともにとらえられたのは中村に浴びた一発だけだった。

「試合前は不安だったが、これを続けていきたい」

と手応えは十分の様子だ。昨季は岩瀬につなぐセットアッパーとして信頼を獲得。キャンプでは長いイニングに備え、200球以上の投げ込み日を設けて体力を強化してきた。

「6回投げられたのは自信になる。(先発枠に)何としても入りたい」

と、力強く語った。(スポーツニッポン

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