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ブランコ 文句なしの2発!異例の敬遠も

2009/03/25

 中日の新外国人ブランコにとって、東京ドームは初めて臨む舞台。本塁打が出やすいといわれる球場だが、この夜の2発はどこでも文句なしのアーチだった。4回は東野のスライダーを左中間席上の看板に当てる特大弾。6回はカウント0―3から東野の外角低めの直球を右中間席中段まで運んだ。試合前の練習で2日続けて落合監督から打撃指導を受けたブランコは、

「監督の教えが少しずつできるようになっている感じ。神様と監督に感謝したい」

と白い歯をのぞかせた。この日の練習では右肩が突っ込む癖などを修正されてから、フリー打撃では34スイングで18本が柵越え。巨人ベンチの関係者も、あまりの迫力に苦笑いするほど。スタンドの観客も大喜びで、試合前の“本塁打ショー”が終わると球場全体から拍手が送られた。2死二、三塁で迎えた七回の第4打席は、オープン戦では異例の敬遠で歩かされた。「当たれば飛ぶ」と評された4番候補は「当てて飛ばす」スラッガーに進化しつつあるようで、ライバルチームに強烈な印象を残した。(スポーツニッポン

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