最後まであがく。きょう３１日のウエスタン・広島戦（ナゴヤ）で中日・中田が登板することになった。

「ウジウジしても仕方ない。前向くしかない。テーマもクソもない。危機感は感じています」

静かな口調が逆にピリピリ感を漂わせた。前回・巨人戦（東京ドーム）は５回を投げ、３発被弾の６失点。オープン戦は３試合１勝２敗、防御率７・６２と精彩を欠いた。今後は４月７日のヤクルト戦先発が濃厚で、開幕ローテは決定的。だが自身の投球フォームなど映像などで確認するなど、

「やるべきことはやっているけど、うまくいかない」

と昨年から続く不振脱出の決定打が見つからない状況だ。この日、１軍は完全休日だったがナゴヤ球場で調整。シーズン開幕前の最終登板で、浮上のきっかけをつかみたい。（スポーツニッポン）